【WASABI FOOD】秩父「パリー食堂」昭和の空気を色濃く残した食堂。

「西武秩父駅」から北へ徒歩6〜7分。
番場通りには大正時代から昭和初期の建物がいっぱい。
そんな昭和の香りがぷんぷんの街並みの中で特に異彩を放つ、「パリー食堂」へ行ってきました!
🚃 まずはこれだけ言わせてくれ。「遠い」。
僕は千葉市に住んでいるのですが、パリー食堂に伺ったこの日、電車に乗っていた時間は合計7時間近く。
(秩父でちょっと足を伸ばしたこともあったので)
いや〜、遠い。
以前、秩父鉄道の他の駅へかき氷を食べに行ったことがあったのですが、
その時から早13年。
改めて千葉市〜秩父は遠いなぁと実感しました!
↓これは「飯能駅」での1枚。飯能まで来ると「そろそろ秩父だぞ〜」という感じがして、(電車の毛色も変わるしw)思わず売店で買っちゃいました。
埼玉なので「COEDO」でっす。

🍴 そんで本題の「パリー食堂」へ。
冒頭でも行ったとおり「西武秩父駅」から北へ向かって歩いていると、
古い建物、そして石畳の商店街に入ります。
商店街にはレトロなお店や、それを改装して若い人たちがやっているオシャレなお店がちらほら。
良い雰囲気です。
何が良いって、そこまで観光客が多くないこと!
確かに観光客はわらわらいるんだけど、関西の某有名観光地や東京のでっかい提灯があるところみたいに、
「あー!💢 邪魔だな!」ってならないぐらいの混み具合です。
🏚️ ついに到着。
駅から歩いてとある交差点を左に曲がるとすぐにこの外観。

す、す、す、すごい。。
圧倒的ビジュアル。
暖簾が右から「ーリパ」って、なってるのが良いです。
ショーケースのサンプルもかなり良い味を出してるので、行かれる方はぜひ見てください。
📒 お得なセットがおすすめ
こちらの「パリー食堂」。なんと言ってもドラマ「絶メシロード」でも主人公が食べていたオムライスが人気です。
ただ、昭和丸出しのプリンやクリームソーダも捨てがたいところ。
そんな人には「オムライスプラインセット(クリームソーダー付き) ¥2,200(税込)」がおすすめ!
ソーダー
↓その他にもお得なセットがあるから、ぜひ参考にしてくれよな!(価格は2025/6/28時点)

↓もちろん単品もあるぜ!

🪑 もうね。家具が懐かしすぎる。
店内の全体像は他にお客さんがたくさんいたので撮影できなかったのですが、
まぁ、それは行かれてからのお楽しみですよ。
時が止まってるっす。
ただ、いくつか撮影してきたのでご紹介しますね。
↓テーブル。
この模様、縁のアルミ(?)が最高。
小学生のころのこたつの天板がこんなだったなぁ。テレビには扉があったし。
僕たちの前には梅宮辰夫さんと山下真司さんが訪れた時の写真が飾ってあったゾ。

↓椅子。

↓秩父はこの日34℃(体感はもっとでした。)

↓床がいいわぁ〜。コンクリート流しっぱが時代を纏った感じ。

🍚 何を注文したか言ってなかったわ。
先ほどメニューの紹介をしたけど、注文したものを言ってませんでしたね🌝
僕は「焼き肉丼」、娘は「オムライスプラインセット(クリームソーダー付き)」でっす。
※あ、とてもとても暑かったのでもちろんビール(大瓶)も注文しましたよ。暑かったからね。そう、暑かったから。
んで、登場したのは…..
↓焼き肉丼。

画像の通り、すげーシンプルな味です。
がしかし、それが非常に良い!
なんとも郷愁をくすぐられる味です。
↓そんで、オムライス!

もはや、絶滅したはずのこのビジュアル。
卵は薄く、中のケチャップライスも色が薄く一見「味薄そうだな」と思ってしまいそうですが、
食べると否!
ケチャップライスにもきちんと味付けが施されており、とても満足の一品。
てか、最高。
娘のオムライスの付け合せのポテサラをつまみにビールを飲んでいたのは内緒。
🍮 そう、娘はこれで終わりではないのだ。
オムライスを食べ終わるころ運ばれてきた最強の2人。
プリンとクリームソーダ!

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
↓クリームソーダの拙者、接射、あ、摂社、接写。
ビジュアルにテンション上がりすぎて、漢字がわからなくなった。。。

100点満点のビジュアル。
↓プリンの接写。

一口食べさせてもらったけど、
しっかりとした質感で、甘くほろ苦く、重すぎずな味わいで、
ご飯を食べた女性でも、ペロリと食べられちゃいそう!
ん〜、何からなにまで最高だわ〜。
⌛️ 昭和がいつまでも続きますように。
最後になりますが、パリー食堂の歴史を簡単にご説明。
創業は1927年(昭和2年)
パリー食堂の創業は昭和2年。
食堂のある「番場通り」が最も栄えた昭和初期〜30年代に初代の方が創業されました。
現在は3代目のご主人と、そのお孫さんの4代目で切り盛りされておられます。
みんなが見とれる外観
冒頭で僕が撮影した画像をご覧いただきましたが、
誰もが見とれてしまうこの外観、「看板建築」というのだそう。
この看板建築は1923年(大正13年)に起きた関東大震災の後、耐火性を上げるべく西洋建築の流れを取り入れ、
建物の正面をコンクリートなどの耐火素材で覆い、
意匠(看板とかね)を施した木造の建物のことだそう。
今は希少となった「看板建築」にみんなが足を止めて見とれてしまう。
↓入口横にある、登録有形文化財の印。

100年、いや何年でも続いてほしい。
とかく現代は時の流れが早かったり、新しい技術がどんどん生まれたり、
流行り廃りも短い周期で回っている。
そんな時代だからこそ、立ち止まる機会をあえて自分から作らないといけないと常々思う。
と、そんな気にさせてくれる食堂でした。
パリー食堂。
また、行きたいな。
夏以外に。(千葉の倍暑かったぞ)
↓この窓の鍵、久しぶりに見たわ。

