【WASABI FOOD】君津「ラーメン花屋」吉村家・ちばから出身の店主が作る “ネオ竹岡式ラーメン”

【WASABI FOOD】君津「ラーメン花屋」吉村家・ちばから出身の店主が作る “ネオ竹岡式ラーメン”

はじめに

それは7/11(金)の午後8時頃。
わたくしWASABIは急に思い立つ、「そうだ!ラーメン花屋に行こう!」。
そうとなれば交渉だ。

ねぇ、おふたりさんよ。あした「ラーメン花屋」に行かないかい?
でも花屋は朝の5時オープンで、4時ぐらいから行列ができるから、朝3時出発とかなんだけども・・・(ってことは遅くても2時半ぐらいに起きる感じで・・)

えー!どうしようかなぁ〜

うーーーーん。。行ってもいいけど。。

すげー薄い反応。
だがしかし、行きたい気持ちが強いWASABIは良いほうに捉え、

おっけー!わかった!そうとなれば、睡眠だ!
娘よ風呂へ行けい!
明日は2時半起きだぞい!


眠た眼でいざドライブ🚙✨️

■AM2:00

WASABI起床。ちゃっちゃと支度を済ませ、WASABI娘と妻が寝ている部屋へ。
妻は起きており何やら色々と片付けやらをやっている。風呂上がりの模様。

WASABI娘は就寝中。

WASABIはWASABI娘を起こし、支度をするように促す。

■AM2:30

WASABI娘も支度を済ませ、すっかり眠りから覚めた模様。
WASABIはまだ予定の時間でもないが、すぐにでも出発したい気持ち満々。

そうだ、俺はせっかちなんだ。
支度が済んだら早かろうがなんだろうが、すぐにでも家を出たい。

ぱぱぁ?あとどれぐらいで家を出るの?

うーん、そうだなぁ。あと10分ぐらい経ったら出ようと思ってるけども〜

いつもならうまくいく。
だが今日は。

ええ〜!?(怒)3時出発って言ってたから、まだ支度終わってないよ。(激怒)

妻からの雷だ。
怖い。
自分でも震えているのがわかる。
だがそんなことはおくびにも出さず、

じゃあ、さんじで。

■AM3:00ちょうど

家の外で車に乗ってWASABIとWASABI娘が待っていると、WASABI妻が来た。
ちょうど3時だ。
3時出発だけど、来たのがちょうど3時だ。

■AM3:02

出発。2分遅れ。
俺のケツの穴の小ささが露呈する。
器の小ささも。

焦る気持ちを抑えて、君津へ向かう。

もちろん道中、2人は爆睡だ。
いいんだ、そんなことは。
俺は花屋に行ければいいんだ。


ファーストロットを狙うが・・。

初めてのラーメン屋さんにはぜひともファーストロットにて食したい。
これはラーメン好きなら思うことだろう。
俺もネットの情報で「4時から並ぶ」と書いてあったので、4時着を目指して3時に(いや、3時2分に)家を出発したんだ。

■AM4:00(これはマジでピッタリだった)

ちょうど4時にお店の前へ到着。
だがそこに広がった光景は。。

俺たちの前には9人。
ちょっとお店の席数がわからないけど、でも「まぁ、たぶんファーストロットだろう」という安易な気持ちで並んでいた。
ちなみにピンクの矢印の場所が俺たちが並んだところ。

女子同士の世界。

行列に並ぶ時間は約1時間。
俺はイヤホンも持ってきていないし、スマホゲームをやる習慣はまったくない。
SNSを見るのも見ても5分程度。
チラッと横を見ると、2人でイヤホンを使って都市伝説系YouTuberの動画を見てやがる。

いいんだ、俺は花屋のラーメンが食べられればそれでいい。


ついにその時が。

■AM5:00

店員さんがお店を開け、「おまたせしました。どうぞ〜」と。
先頭からお店の中に入っていく。

俺たちもお店の入口付近にたどり着き、ふと左手を見ると「ちば海苔」の段ボールが。

おお、これは期待できる。
俺は海苔が大好きなんだ。
ちば海苔の段ボールを積んでいるラーメン店の海苔はうまいことを俺は知っている。

待った時間 + ちば海苔の段ボールで、俺の唾液が溢れ出してきた。
早く食べたい!
絶対に花屋のラーメンと白いごはんを合わせてやるんだ!
スープをたっぷり吸い込んだ海苔で、白いごはんを包んで食べてやるんだ!

そう思った瞬間、悪魔の手は眼の前に現れた。

「すみませ〜ん!こちらまでになります〜。」

ん?今、なんて言った?

;おあjろあうrじゃ;ljdろあjそtpづあ@tじゃ;おsjrぁjsrl;あjsぽつあ:おshが;jf;ぁjf;おあj;flじゃlfじゃお;うあ。

理解した。

うぉーーーーっ!

ファーストロットが俺の眼の前までだと???
これは悔しい。
入口のすぐ近くの椅子に座り待つ。
ただ、ただ、ファーストロットのお客さんが食べ終わるのを待つ。

なんせ入口の近くだ。
とてつもなく良い匂いが鼻腔に押し寄せてくる。
もちろん9人の老若男女が麺を啜る音も聞こえてくる。

修行の時間。だたひたすら待つ。


ついにその時が

何分待っただろう。もう、まったく覚えていない。
店員さんに促され店内へ。

食券制です!

俺がプッシュしたボタンは「ラーメン 1,000円」「ライス 200円」「のり(5枚) 100円」。
他の2人のことはもう眼中に入っていない。

まずはライス!

おおー、チャーシューの切れっ端が乗っているではないか!
嬉しい誤算。

そして着丼!

ついにラーメンが来た!
なんという良い香り。チャーシューもホロホロかトロトロがわからないけど、
竹岡式の雰囲気を纏った良いチャーシューだ。


ここからの記憶は無いです。

気づいたら、2人を置いて店の外にいました。

たぶん、この日このお店で、ラーメンを最速で食べたんじゃないかな?

でもね、味の記憶は存分にありますよ。

スープ

見た目は濃い醤油色だけど、ただしょっぱいだけでなく、奥深い旨味がはんぱねーっす。
「醤油がキリッと立っているが、飲みやすい」という感じで、鶏ガラや鶏肉を弱火でじっくり煮込んだ出汁がしっかりと効いているっす。
竹岡式特有のチャーシューの煮汁がベースにありつつも、バランスの取れた味わいが特徴。

自家製の中細ストレート麺を使用。
食感に関して言うならば「硬めのパツンとした歯応え」「小麦の風味もギュッと詰まったような風味」。
コシが強く、スープとの絡みも抜群っす!
ただ、”パツン” とした食感が苦手な人は茹で加減を調整してもらって、柔らかめで注文も◯

チャーシュー

「分厚くトロトロの柔らかさ」「箸で簡単に切れる」。
絶品のチャーシューです。
持ち帰りでチャーシューを販売しているみたいですが、俺が食べきる頃には売り切れになってました。


千葉県民の「醤油愛」を満たしてくれるラーメン

僕も含め、根っからの千葉県民は濃い醤油味が大好き。
そんな心を満たしてくれ、なおかつバランスの取れた極上のラーメンを提供してくださる「ラーメン花屋」。

ぜひとも味わっていただきたい一杯です。
ちなみに「ネオ竹岡式ラーメン」は、僕が勝手に言っている言葉です。

ラーメン花屋

千葉県君津市大和田3-1-12
定休日:水、木
営業時間:5:00〜13:00(土日はもっと早く閉まっちゃうかも)

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