IT業界の初心者が知っておくべきの用語(2025版)

はじめに
テクノロジーの世界では、日々新しい用語や概念が登場します。しかし、それらの言葉は業界初心者や非エンジニアにとっては理解しづらく、「会話についていけない」と感じる原因にもなります。
このガイドでは、Skillcrush の『99 Tech Terms』をベースに、現代のWeb・IT・デザイン業界で必要とされる重要な用語を、シンプルな日本語と英語で解説します。さらに、2025年現在注目されている最新技術も加え、実用性を高めました。
Social Media(ソーシャルメディア)
Content Curation(コンテンツ管理)
: インターネット上の情報を取捨選択して、ユーザーにとって有益なものをまとめて紹介する行為。
Engagement(エンゲージメント)
: 投稿に対しての「いいね」「コメント」「シェア」など、ユーザーの反応の総称。
Embedding(埋め込み)
: YouTube動画やInstagramの投稿などをWebページに直接表示させること。
Impressions(表示回数)
: SNSや広告がユーザーの画面に表示された合計回数。
Influencer(インフルエンサー)
: SNSを通じて多数のフォロワーに影響を与える人物。マーケティングにも活用される。
Mention(メンション)
: SNS上でアカウントに言及(@付き)すること。
Microblogging(ミニブログ)
: Twitterのように短文・画像で情報発信を行うメディア形式。
Organic Reach(オーガニックリーチ)
: 広告費を使わず、自然に投稿が閲覧される範囲。
Reach(リーチ)
: 投稿を見たユニークユーザー数。Impressionとは異なり、重複を含まない。
UGC(User-Generated Content)
: ユーザー自身が作成したコンテンツ。例:レビュー、SNS投稿、YouTube動画など。
Digital Marketing(デジタルマーケティング)
Affiliate Marketing(アフィリエイトマーケティング)
: 成果報酬型の広告手法。他サイトの商品やサービスを紹介し、成果に応じて報酬を得る仕組み。
Bounce Rate(直帰率)
: Webサイト訪問者が最初のページだけ見て離脱する割合。
CTA(Call To Action|行動喚起)
: 「今すぐ購入」「無料で試す」など、ユーザーに行動を促す仕掛け。
CTR(Click Through Rate|クリック率)
: 表示された回数のうち、クリックされた割合。広告やリンクの効果指標。
Funnel(ファネル|販売漏斗)
: 顧客が購入に至るまでの段階的プロセス(例:訪問→登録→購入)。
Impression(インプレッション)
: 広告やコンテンツが表示された総回数。クリックされなくてもカウントされる。
Keyword(キーワード)
: 検索エンジンで検索する語句。SEO戦略の要。
Marketing Automation(マーケティング自動化)
: メール配信やSNS管理などを自動化し、見込み顧客に効率的にアプローチする仕組み。
Multichannel(マルチチャネル)
: メール、SNS、Web広告など、複数の経路でマーケティング活動を展開する戦略。
SEM(Search Engine Marketing)
: Google広告など、検索エンジン上での有料マーケティング施策。
SEO(Search Engine Optimization)
: 検索結果の上位表示を目指すためのサイト最適化手法。
Traffic(トラフィック)
: Webサイトへの訪問数。ユニークユーザー数やページビューを含む。
Growth Hacking(グロースハッキング)
A/B Testing(A/Bテスト)
: 2つのバージョンを同時に公開し、より高い成果を出す方を評価するテスト手法。
Content Marketing(コンテンツマーケティング)
: ブログや動画、電子書籍などの有益なコンテンツを通じて、見込み客を引き寄せるマーケティング戦略。
Conversion(コンバージョン)
: サイト訪問者が実際に商品購入・登録など、望まれる行動を取ること。
Data Mining(データマイニング)
: 膨大なデータから有用な知見や傾向を抽出する分析技術。
Email Marketing(メールマーケティング)
: ユーザーに対して定期的に情報やオファーを届ける戦略。
Growth Hacking(グロースハッキング)
: 技術・マーケティング・データ分析を融合し、短期間で事業成長を加速させる戦略。
Optimization(最適化)
: Webサイトや広告、導線などを改善し、効果を最大化すること。
Design & UX(デザイン・ユーザー体験)
Color Theory(色彩理論) : 色とその組み合わせが人間の心理に与える影響を分析する理論。ブランドや印象設計に重要。
Grid System(グリッドシステム) : デザインレイアウトの構造を統一し、視認性や整合性を向上させるための配置ルール。
PPI / Resolution(画素密度・解像度) : ディスプレイや画像の鮮明さを示す指標。印刷とWebで最適値が異なる。
Vector / Raster(ベクターとラスター) : 拡大しても劣化しないのがベクター、写真や絵画などピクセルベースがラスター。
Mood Board(ムードボード) : 色・画像・文字・写真などをコラージュして、デザインの方向性や世界観を視覚化。
Wireframe(ワイヤーフレーム) : Webサイトやアプリのレイアウトや機能配置を示すスケッチ。実装前の設計。
User Persona(ユーザーペルソナ) : ターゲットユーザーを象徴する架空人物。ニーズや利用動機を明確にする設計手法。
User Flow(ユーザーフロー) : ユーザーが目標にたどり着くまでの一連のステップ。
UX(User Experience) : プロダクト利用時の感情、快適さ、直感性などを含む総合体験。
UI(User Interface) : 実際にユーザーが触れるインターフェース部分(ボタン、メニュー、レイアウトなど)。
Frontend Development(フロントエンド開発)
HTML(HyperText Markup Language) : Webページの構造や内容を記述するためのマークアップ言語。
CSS(Cascading Style Sheets) : Webページの見た目やレイアウトを指定するスタイルシート言語。
JavaScript : ユーザー操作に応じた動的処理を可能にするスクリプト言語。
Responsive Design(レスポンシブデザイン) : スマートフォン・タブレット・PCなど様々な画面サイズに対応するデザイン手法。
Selector / Property / Value(CSS構文) : セレクタ(対象)に対してプロパティ(性質)と値(設定内容)で装飾する構造。
Accessibility(アクセシビリティ) : 障がいや高齢のある方も含めて、誰でも使いやすいUIを提供する設計概念。
Semantic HTML(セマンティックHTML) : や など、意味を持った要素を使い、検索性や保守性を高める手法。
Backend / Systems / Data(バックエンド・システム・データ)
API(Application Programming Interface) : ソフトウェア間で情報をやり取りするための定義・仕組み。例:天気API、支払いAPIなど。
Database(データベース) : 構造化された情報の集まり。例:顧客データ、商品情報。
Cloud Computing(クラウドコンピューティング) : インターネット経由でデータやサービスを提供・利用する仕組み。
CI/CD(継続的インテグレーション / デリバリー) : コードを常に統合・検証・自動デプロイするDevOps実践手法。
DevOps : 開発(Dev)と運用(Ops)を一体化し、協力しながら継続改善する文化やプロセス。
Firewall / VPN / Router : ネットワークの安全性を確保し、データの盗聴や改ざんを防止。
Big Data / Data Mining / Data Visualization : 巨大なデータ群から価値ある知見を抽出・可視化するための技術群。
Uptime / Downtime(稼働時間 / 停止時間) : サーバーやサービスが正常稼働している割合と、停止していた時間。
Mobile & Modern Tech(モバイル・現代技術)
Native App / Hybrid App / Web App : 特定OS用に作られたネイティブアプリ、複数OS対応のハイブリッドアプリ、ブラウザベースのWebアプリ。
NFC(Near Field Communication) : 数センチの距離でデバイス間通信ができる無線技術。例:モバイル決済。
SDK / IDE : アプリ開発に必要なツール群(SDK)と統合開発環境(IDE)。
AI / Machine Learning(人工知能 / 機械学習) : データから自動的に学習し、予測・判断を行うシステム。例:ChatGPT、画像認識。
Prompt Engineering : 生成AIに対して、意図した出力を得るために設計された入力文の工夫と技術。
Vector Database(ベクターデータベース) : AI検索や類似画像検索に使われる、次世代のデータベース形式。
Blockchain / Cryptocurrency(ブロックチェーン / 仮想通貨) : 分散型の改ざん不可能な取引記録技術と、それを用いた通貨。
AR / VR(拡張現実 / 仮想現実) : 現実世界に情報を重ねる技術(AR)と、完全に仮想空間で構築された体験(VR)。
5G : 第五世代モバイル通信。高速・低遅延・多接続が特徴。
おわりに
この用語集は、学び始めたばかりの方や現場で用語に戸惑う方のための辞書です。ブックマークして、必要なときに繰り返し読み返してください。
用語は日々進化します。ぜひXMEDIAで最新技術を引き続きチェックしながら、実践に活かしていきましょう。