フレンチブルドッグの幸せな犬生:食べて寝て遊ぶ三位一体の快楽哲学

フレンチブルドッグの幸せな犬生:食べて寝て遊ぶ三位一体の快楽哲学

前書き

愛犬との暮らしは、何気ない日常にたくさんの笑いと癒しを与えてくれます。今回は、私たちの大切な家族の一員である、もうすぐ7歳になるフレンチブルドッグの「幸せな犬生」をご紹介します。ちょっと変わった顔つき、でも中身はとっても優しい彼の姿を通して、“食べて、寝て、遊ぶ”という、シンプルだけれど豊かな生き方をのぞいてみませんか?

ぶす可愛い外見の下に隠れた、優しい魂

うちのフレンチブルドッグは、初対面の人に「変わった顔してるね」と言われがちな、いわゆる“ぶす可愛い”系。しわくちゃの顔、黒くてぷくぷくした目、常に少し噘んだような口元……それだけで個性満点です。けれど、私だけは知っています。この外見の奥に、綿飴のようにふわふわで優しい心があることを。

見知らぬ人に吠えることは一切なく、子どもに会えばそっと鼻を近づけて、慎重に手のひらをくんくん。そんな仕草からは、外見とは裏腹の優しさと穏やかさが伝わってきます。

食べ寝ルーティン:犬生の究極的な哲学

この子の人生観はとても明快。食べることと寝ること、このふたつが犬生の柱です。

朝になると、鼻息荒く「ごはんまだ?」と私を起こしにきます。食事タイムには、器の前でくるくる回り、しっぽをマシンのように振って、食べ物への情熱を爆発させます。そして、あっという間に完食。

食後は、丸まったり、へそ天になったり、スリッパに顔をうずめたり……様々なポーズで深い眠りに突入。一日16時間以上は寝ているので、まさに「眠りの神様」。家中のいたるところに“寝姿コレクション”が点在しています。

人形中毒の川沿いお散歩ライフ

普段はのんびり屋さんでも、「川沿い行くよ」と声をかけると、スイッチが切り替わったかのように元気モードに。

ただし、絶対に欠かせないのが、ボロボロになったお気に入りの小熊のぬいぐるみ。口にくわえてとことこ走り、たまに振り返って私に見せびらかすような姿が愛おしい。

芝生にぬいぐるみをそっと置いて、匂いを嗅ぎながら川辺を探検。でもすぐにぬいぐるみが気になって戻ってきて、また口にくわえて一安心。その姿はまるで「人形依存症」です。

暑がり寒がりなエレガント気質

温度変化にはとっても敏感。夏は少しでも暑くなると床にぺたり、舌を出して「もうムリ」の表情。動かず、エアコン部屋にこもりたがります。

冬はその逆。寒くなると自ら毛布にもぐり、ソファの角に小さく丸まってぬくぬく。服を着せると嬉しそうにくるくる回り、自分の“エレガントスタイル”を楽しんでいるようです。

ベッドに飛び込む甘えん坊の作戦

一番手を焼きつつ、つい許してしまうのが「一緒に寝たい!」という粘り強いお願い。

夜、私がベッドに入ると、すぐ後を追ってきて、布団をカリカリ。目は「お願い、入れて」と訴えてきます。許可するとすぐ布団に入り、私の腕を枕にして安心したように眠ります。

夜中にふと起きると、ベッドの大半を占領されていることも。それでも、気持ちよさそうに眠る姿を見ると、起こすのがかわいそうで、そのままベッドの端に身を縮めてしまいます。

おわりに

一緒に過ごす日々の中で、この子が教えてくれたのは、「自分の好きなことを全力で楽しむ」ということ。見た目はちょっと変わっていても、その中には、誰よりもまっすぐで純粋な魂があります。

食べて、寝て、遊んで。そんなシンプルで幸せな犬生を、私たちはこれからも大切に見守っていきます。