家庭で簡単!本場の味「ニラ卵海老入り水餃子」の作り方【初心者OK】

水餃子は、中国東北地方で長く愛されてきた家庭料理です。手作りの温かさと、もちもちの皮からあふれるジューシーな具材は、きっと家族みんなを笑顔にします。今回は、本場東北出身の私が、ご家庭で簡単に作れるニラ卵海老餃子のレシピを、写真付きで丁寧に解説します。初めての方でも、きっと美味しい水餃子が作れますよ!
1.準備する材料(約24個分)
【ギョーザの皮】
・強力小麦粉 | 300〜500g |
・ドライイースト | 3〜5g(小麦粉500gあたり) |
・砂糖 | 小さじ1(発酵促進用) |
・塩 | ひとつまみ |
・お湯(30〜35℃) | 適量 |
【具材】
・卵 | 2個 |
・ニラ | 1束 |
・海老 | 100g |
・五香粉 | 適量 |
・塩 | 小さじ1/2 |
・ごま油 | 小さじ1 |
2.皮用の生地をこねる
餃子の皮は、もちもちとした食感が命!丁寧にこねて美味しい生地を作りましょう。
1.大きめのボウルに小麦粉を入れます。
2.ドライイーストと砂糖を加え、軽く混ぜ合わせます。
3.30〜35℃のぬるま湯を少しずつ加えながら、手で混ぜていきます。
4.粉っぽさがなくなったら、なめらかになるまでしっかりとこねましょう。

重要な注意点
- ドライイースト:500gの小麦粉に対して3-5gのドライイーストを使い、砂糖を5g加えると発酵が早くなります(砂糖はドライイーストに栄養を与えます)。
- 水温の管理:こねるとき、水温は30〜35℃が最適です。高すぎると酵母が死んでしまい、低すぎると発酵が遅くなります。
3. ふっくら生地を発酵させる(冷蔵庫発酵がおすすめ!)
発酵は美味しい餃子を作るための大切な工程です。特に冷蔵庫での低温長時間発酵がおすすめです。
冷蔵庫発酵(推奨!)
1.よくこねた生地を丸め、乾燥しないようにラップでぴっちり包むか、密閉容器に入れます。
2.冷蔵庫(3〜7℃)に入れて、8〜9時間じっくり発酵させます。
※低温でゆっくり発酵させることで、きめ細かく、風味豊かな生地になります。
3.翌日、生地を冷蔵庫から出して30分ほど室温に置き、再び軽くこねて中の空気を抜きます。
4.空気抜き後、餃子の皮に成形する前に10〜15分ほど二次発酵させると、さらにふっくら仕上がります。
常温発酵(時間がない方向け)
1.生地を丸め、ボウルに入れてラップをかけます。
2.暖かい場所(30℃前後が理想)に置いて発酵させます。
夏場など室温が高い場合は3〜4時間程度で発酵します。
発酵しすぎると酸味やアルコール臭が出てしまうので、注意が必要です。
*もし過発酵してしまった場合は、**重曹または食用アルカリ(0.5〜1g程度)*を少量加えると酸味を和らげられますが、風味に影響が出る場合があります。
発酵成功の目安
- 生地が元の大きさの2倍くらいに膨らんでいる。
- 指で軽く押すと、ゆっくりと押し戻される感じがする。
4. ジューシーな餃子の具を作る
具材の準備もシンプルですが、一手間加えることで美味しさが格段にアップします。


- 卵を割りほぐし、少量の油をひいたフライパンでふわふわになるように炒め、粗熱を取ります。
- ニラは洗って水気をしっかり切り、細かく刻みます。
- 海老は殻をむき、背ワタを取り除いてから、細かく刻みます。
- 刻んだニラと海老、炒めた卵を大きめのボウルに入れます。
- 十三香(ウーシャンフェン)、塩、ごま油を加え、全体をよく混ぜ合わせます。
- 十三香は海老の臭みを抑え、香りを引き立ててくれます。
5. 楽しく餃子を包む
1.さあ、いよいよ餃子を包む工程です!形が不揃いでも大丈夫、手作りならではの味を楽しんでください。
2.発酵が終わった生地を台に出し、軽くこねて空気を抜きます。
3.生地を棒状に伸ばし、約15g〜20g程度の大きさに切り分けます。
4.切り分けた生地を一つずつ丸めてから、めん棒を使って直径約8cmの円形に薄く伸ばします。
※縁を少し厚めにすると、具を包んだ時に破れにくくなります。
5.餃子の皮の中央に適量の具材を乗せます。
6.まず、皮の真ん中をしっかりと閉じます。次に、両端を中央に向かって閉じながら、ひだを作るように包んでいきます。
※ひだが苦手な方は、三日月型に包むだけでもOKです。とにかく、茹でている最中に具が漏れないように、しっかりと閉じるのがポイントです!

6. 熱々!水餃子を茹でる
もうすぐ美味しい餃子にありつけます!茹で方にもコツがありますよ。
1.大きめの鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、完全に沸騰させます。
2.沸騰したお湯に、そっと餃子を入れます。一度にたくさん入れすぎると、くっついたり温度が下がったりするので、鍋の大きさに合わせて数回に分けて茹でるのがおすすめです。
3.餃子を入れたら、すぐにスプーンなどで鍋底から優しくかき混ぜ、餃子が鍋にくっつかないようにします。
4.再び沸騰したら、少量の差し水(冷水)を加えます。
5.この「沸騰 → 差し水」の工程を合計3回繰り返します。
※3回目の差し水後に餃子が水面に浮き上がり、皮がふっくらと透き通って見えたら茹で上がりです。
6.茹で上がった餃子を穴あきお玉などで取り出し、水気をよく切って器に盛り付けます。

7. 盛り付けとおすすめのタレ
熱々の餃子に、お好みのタレを添えてお召し上がりください!
定番のタレ:醤油、お酢、ラー油、おろしニンニクを混ぜ合わせたもの。
さっぱりタレ:ポン酢に刻みネギや生姜を添えて。
ご家族やご友人と、手作りの美味しいニラ卵海老餃子を囲んで、楽しい食卓を囲んでくださいね!蔵発酵による皮のモチモチ感も楽しめます。ぜひ週末に家族で手作り餃子に挑戦してみてください!