【WASABI FOOD お酒編】花言葉ならぬ、酒言葉。|オーセンティックバーのカウンターで今夜も恋の始まりが?

WASABIです。
以前書いた「【WASABI FOOD】イタリア料理」でお伝えした通り、
僕は10年ほど千葉・銀座などでバーテンダーという職業に従事していました。
オールバックヘア、蝶ネクタイという “THE バーテンダー” という格好で、昼夜逆転の生活をして、
様々なお客さまへお酒の提供をする毎日でした。
まーーー、バーの中では毎日何かが起こるわけで。
(ここでは言えないようなことも沢山ありました。聞きたい人は直接聞いてくださいませ。)
そんな中で1番多いのは恋愛関連の出来事。
僕が働いていたのは、いわゆる「オーセンティックバー」と呼ばれる、”キリッ” としたバーで、
照明は暗く、ジャズが流れ、大人の時間が過ぎていく。そんなバーでした。
(めちゃめちゃガヤガヤしている時もあったし、カウンター12席のお客さんが全部XXXの人っていう時もあった。言えん。)
今回は、そんなバーのカウンターで起きる恋愛にちなんだお話をさせてもらえればと思います。
お酒にも花言葉ならぬ、酒言葉がある?
まずはここからですね。
花言葉ってみなさん誰でも1つや2つは知っていますよね?
バラ:愛情・情熱
霞草:幸福
とかが有名なものかな?
それと同じようにお酒にも酒言葉(隠語って言ったりもします)があるんです。
メジャーお酒の酒言葉
酒言葉って聞き慣れないものなので、飲んだことのないお酒(詳しい人しか頼まないようなお酒)にしか無いんじゃない?
と思う人もいらっしゃると思います。
でもね、メジャーなお酒にも酒言葉は存在するんです。
🌿 ジントニック

ジントニック。
飲んだことのある人も多いだろうし、飲んだことなくても知ってるって人は多い、超メジャーカクテルです。
そんなジントニックの酒言葉は「強い意思」。
由来はいくつかあるのですが、その中でも代表的なものをご紹介いたします。
(1)ジントニックの誕生した歴史・毅然とした背景
ジントニックはもともと、19世紀のイギリスの植民地インドで生まれたカクテルです。
当時、マラリア予防のために飲まれていたキニーネ(薬草です!)入りのトニックウォーターが非常に苦かったため、それを飲みやすくするためにジンを加えたのが始まりです。
このような誕生経緯から、
- 苦味に耐えながらも飲む=強さ・意志の象徴
- 薬としての側面をもつ酒=目的を持った飲み物
- 軍人や紳士が愛した酒=信念のある人物像
といったイメージが作られ、「強い意思」という酒言葉が誕生したと言われています。
(2)シンプルな構成なのに奥深い=揺るがぬ意志
ジントニックは 「ジン+トニックウォーター+ライム」という極めてシンプルな構成です。
しかし、使うジンや割合、トニックの銘柄によって味わいが全く変わります。
このような誕生経緯から、
「外見はシンプルでも、中身には芯がある」
→=ブレない信念や強い意志をもつ人物像
と解釈されることがあります。
それでは本題に入っていきやしょう〜。
🟣 恋にまつわるお酒:ブルームーン
恋にまつわる酒言葉、今回はブルームーンのご紹介です。
僕は男性なので男性目線で書きますが、今回は男性にとって吉となる言葉か否か。
ご一読くださいまし。

ブルームーン:画像出典(カクテル.jp)
ジンをベースにスミレのリキュール、レモンジュースを合わせシェークしたショートカクテル。
ブルームーンは本来「ひと月に2回満月が訪れるときの2回目の満月」のことを言いますが、
英語では「Once in a blue moon = ごくまれにしか起きないこと」という慣用句があり、
「特別な瞬間」というロマンチックな意味な意味が含まれています。
しかも、使われるスミレのリキュール。
いろいろなお酒メーカーが製造をしていますが、ラベルには「Parfait Amour(パルフェ・タムール)」を書かれていることがしばしば。
パルフェ・タムールとはフランス語で、「完璧なる愛」という意味。
ここまで説明されると、「なんて素敵な意味でしょう!ロマンチック!」
と期待が高まってきます。
だが、男子諸君。勘違いしてはいけないのです。
そう、男子はしばしば勘違いする生き物。
好意を寄せる女性とのデート。食事をし、バーでのひととき。
そんな期待値MAXの状況。
「もうお酒なんでどうでもええ!酒よりも彼女を見ていたいんや俺は!」
と思った瞬間。
女性がバーテンダーに、
「すみません、ブルームーンください。」
そう言ったら、男子諸君よ。今日はGAME OVERです。
大人しく1人で家に帰るか、友達を呼んで飲み直すか、◯ャ◯◯ラに行くかしてください。
ずばり、ブルームーンの酒言葉(隠語)は「⛔️ありえない = お断り⛔️」。
デートのシチュエーションで女性がこれを頼むと、あなたに対してシャッターを閉じたということ。
男子諸君にはキツイ酒言葉ですな。
反対に女性のみなさんは覚えておかれるのをおすすめいたします。
ブルームーン:レシピ
●ドライジン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30ml
●バイオレットリキュール(スミレリキュール) ・・・・・ 15ml
●レモンジュース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15ml
全ての材料をシェーカーに入れ、氷と一緒にシェイクしカクテルグラスに注ぐ。(注ぐ時に最高にカッコつける。)
次回は:男性諸君にとって嬉しいお話。かも?
次回は酒言葉第2回。
今度は男子にとって嬉しい酒言葉をご紹介できるかもです。
ちなみに次に紹介するお酒は、毎回僕の前で飲む人がいたっけな?
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